YUKIGAYA サステナブルリポート 2020

Special Topics

  • サステナブルスポンジシリーズをローンチ

    フェアトレード天然ゴム100%のNR-FT、石油由来原料を減らせるユキロンRP、
    ボタニカルスクワラン配合のユキロンSQ-Bの3製品をローンチしました。

  • サステナブルスポンジが、
    環境省のプラスチックスマートに登録

    サステナブルスポンジシリーズのユキロンRPが、環境省のプラスチックスマートに登録認定されました。

    Plastics Smart
  • 再エネ100% RE Actionに参加

    使用電力を100%再生可能エネルギーに転換するRE Actionに参加しました。2025年に東京本社の再エネ100%、2030年に全社の再エネ100%を目指します。

    再エネ100宣言。RE Action
  • 経営者「環境力」大賞奨励賞を受賞

    弊社社長がNPO法人 環境文明21より経営者「環境力」大賞奨励賞を受賞しました。国内外拠点においてグローバルに地球環境に配慮した活動運営を続けている事と自社製品を積極的に環境配慮製品へ昇華させている姿勢を評価されての受賞です。

サステナブルチャレンジ2030
達成状況

CO2排出量

2030年までの目標 スコープ1、2の​CO2排出量実質ゼロ

2020年達成率 9.8%

2020年は、新型コロナウイルスの影響による生産量の減少に伴い、CO2排出量も減少しました。
今後も再生可能エネルギーへのシフト、製造方法の改善、廃棄物の削減、業務のデジタル化、省エネ施策などにより、CO2排出量ゼロを目指します。

※Scope1排出量(直接排出)+Scope2排出量(間接排出) +Scope3排出量のカテゴリー5,6,7の排出量合計です。
※達成率=太陽光発電によるCO2削減量÷(2020年CO2排出量+太陽光発電によるCO2削減量)
※つくば事業所年間太陽光発電量167,768kWh*=CO2排出削減量79.9t-CO2*2013-2017年平均(以降測定機器故障のため)
※ここに示しているCO2排出量は、温室効果ガス(GHG)のCO2e=CO2換算排出量です。

2020年CO2排出量の内訳(単位:t-CO2
2020年 736.2。燃料(重油ほか) 288.9。電力 215.1。産業廃棄物 156.8。一般廃棄物 2.0。出張 4.0。社員の通勤 69。2019年 892.5。燃料(重油ほか) 330。電力 229.7。産業廃棄物 231.1。一般廃棄物 3.3。出張 28.3。社員の通勤 69.7
参考データ:サプライチェーンCO2排出量
(Scope3)(単位:t-CO2
2020年 1319.5。原料(購入) 1069.8。物品(購入) 190.4。電力(SCOPE3) 31.1。輸送配送(上流) 15.3。輸送配送(下流) 12.9。2019年 1781.5。原料(購入) 1537.6。物品(購入) 176。電力(SCOPE3) 33。輸送配送(上流) 22。輸送配送(下流) 12.9

主な取り組み

  • CITE JAPAN 2021 に出展したサステナブルチャレンジブースは、
    カーボンオフセットにより、CO2排出量ゼロを実現しました。
  • 廃油処理施設への廃油輸送時のCO2削減のため、
    工場のある茨城県内処理施設への変更を検討しています。

再生可能原材料比​

2030年までの目標 再生可能原材料比を50%

2020年達成率 32.2%

2020年は、新型コロナウイルスの影響で生産量全体は減少しましたが、天然ゴムの使用比率が16.1%と増加しました。今後、新たな植物由来の再生可能原材料の採用などにより、比率を高めていきます。​

再生可能原材料
NR(再生可能原材料)、2020年 16.1%、2019年 13.8%、2018年 11.6%

※NBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、
PU(ポリウレタン)は石油由来原料の合成ゴム、NRは天然ゴムです。​​

主な取り組み

  • 石油由来原料を10-90%削減できるユキロンRPを開発、販売を開始しました。​
  • 持続可能なサトウキビ由来のスクワランを配合したユキロンSQ-Bを開発、販売を開始しました。​
  • 植物由来原料のポリウレタンの開発をはじめました。​

廃棄物​

2030年までの目標 全行程での廃棄物を50% ※2010-2019年平均(131.1トン)比​

2020年達成率 78.8%

2020年は新型コロナウイルスの影響による生産量の減少に伴い、廃棄物量も減少しましたが、廃棄プラスチックの対消費量比率は変わらず、一般廃棄物は横ばいでした。オフィス廃棄物は、新型コロナウイルスの影響でほぼ半減しました。

廃棄物排出量​(t)
2020年 産業廃棄物 68.9 + 一般廃棄物 10.5 = 79.4。廃プラスチック排出量(原料由来) 54.3。廃プラスチック排出量(原料以外) 1.0。廃油 4.0。木くず 2.2。汚泥 7.4。一般廃棄物 10.5。2019年 産業廃棄物 + 一般廃棄物 = 115.6。廃プラスチック排出量(原料由来) 77.9。廃プラスチック排出量(原料以外) 1.9。廃油 9.7。木くず 5.4。汚泥 10.4。一般廃棄物 10.3。2018年 産業廃棄物 + 一般廃棄物 = 152.6。廃プラスチック排出量(原料由来) 110.6。廃プラスチック排出量(原料以外) 1.5。廃油 10.1。木くず 5.2。汚泥 15.2。一般廃棄物 10.0。2010-2019年平均 産業廃棄物 + 一般廃棄物 = 131.1。廃プラスチック排出量(原料由来) 90.3。廃プラスチック排出量(原料以外) 0.9。廃油 11.7。木くず 5.2。汚泥 10.6。一般廃棄物 12.4

※産業廃棄物=廃プラスチック排出量(原料由来 / 原料以外)+廃油+木くず+汚泥​

廃プラスチックサーマルリサイクル比率​
2020年、廃プラ量 80.4t、サーマルリサイクル量 26.1t、リサイクル比率 32.5%。2019年、廃プラ量 111.1t、サーマルリサイクル量 33.2t、リサイクル比率 29.9%。2018年、廃プラ量 139.7t、サーマルリサイクル量 29.1t、リサイクル比率 20.8%。2010年-2019年平均、廃プラ量 128.2t、サーマルリサイクル量 37.9t、リサイクル比率 29.6%

※廃プラスチックサーマルリサイクル比率=
廃プラスチック排出量(自社サーマルリサイクル分)÷原料由来廃プラスチック排出量全量​

プラスチック廃棄比率(サーマルリサイクル分を除く)​​
2020年、原料消費量 152.8t、廃プラ量 54.3t、廃棄比率 35.6%。2019年、原料消費量 219.2t、廃プラ量 77.9t、廃棄比率 35.5%。2018年、原料消費量 284.1t、廃プラ量 110.6t、廃棄比率 38.9%。2010年-2019年平均、原料消費量 262.0t、廃プラ量 87.0t、廃棄比率 33.2%。

その他廃棄物​

本社オフィス廃棄物(コピー用紙、文具他購入金額)削減率
※2010-2019年平均購入金額比
2020年削減率 48%。2020年 241,405円。2019年 361,489円。2010年-2019年平均 466,249円

※本社オフィス廃棄物は、上記一般廃棄物には含まれていません​。

主な取り組み

  • 原材料の経時劣化によるロスを防ぐため、ドラム缶による小分け保存のテストを実施しました。結果として、小分け保存よりも調達方法の変更の方が、経時劣化によるロスが少なくなることが判明し、原材料の調達方法を改善しました。​
  • サーマルリサイクルボイラーの運用ルールを見直し、廃棄物の燃料化率を向上しました。​​
  • 包装、梱包に使用しているビニール袋や段ボール箱の使用状況を精査し、課題を見つけ、解決に向けたアイデア出しをしました。​
  • 全社でペーパーレスへの取り組みをはじめました。​
  • 社内ではビニール袋などの梱包資材を繰り返し利用するようにしました。​​
  • 紙コップ・割り箸・ペーパータオルの使用を廃止し、各自のMyコップ、My箸、ハンカチを使うようにしました。​

女性管理職

2030年までの目標 女性管理職50%

2020年達成率 33.4%

管理職の男女比。女性管理職 16.7%。男性管理職 83.3%。従業員の男女比。女性 44.9%。男性 55.1%

主な取り組み

各自の都合に合わせて出勤時間を決められる時短制度など、産休・育休制度を取得しやすく、復帰しやすい(取得率・復帰率100%) 環境づくりに取り組んでいます。​

フェアトレード天然ゴム

2030年までの目標 日本で流通する天然ゴムを
100%フェアトレード

2020年達成率 ステップ1達成

このチャレンジの達成ステップ​
STEP 1

2020年​度達成​

雪ヶ谷化学が扱う天然ゴムを全てフェアトレード調達し、業界内外に必要性を発信する​
STEP 2 フェアトレード天然ゴムマークを複数社が使用し、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴム使用を発信する企業が増える​
STEP 3 フェアトレード天然ゴムマーク使用企業が10社を超え、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴムの認知と理解が高まる​
STEP 4 タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が10%を超える​
STEP 5 タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える​
STEP 6 タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える​
STEP 7 タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える​
STEP 8 タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える​
STEP 9 タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が75%を超える​
STEP 10 日本で生産される製品に使用される天然ゴムがすべてフェアトレード天然ゴムになる​

主な取り組み

  • 雪ヶ谷化学が調達するする天然ゴムは、100%フェアトレードであることを確認しました​。
  • フェアトレード天然ゴム100%製品、NR-FTを発売しました​。
  • フェアトレード天然ゴムであることを示すマークを開発、化粧品業界に限らず、天然ゴムを使用する企業に広く公開し、日本におけるフェアトレード天然ゴムの普及活動を開始しました​​。
<フェアトレード天然ゴム100%使用マーク>
FAIR TRADE NATURAL RUBBER

「フェアトレード天然ゴムマーク」の使用を
決定していただいている企業のみなさま​

​

趣旨にご賛同いただき、使用を予定、
活動協力していただいている企業のみなさま​

​​

その他のSDGsアクション​

SDGs工場見学を実施しました​

第1回目として、社員の子どもを招き、子ども向けのSDGs工場見学を実施しました。一生懸命に説明しましたが、少しはわかってくれたでしょうか。SDGsの先にある子どもたちの未来へ、共に歩んでいくためにこれからもSDGs工場見学を続けていく予定です。​

社内啓発ポスターをつくりました​

​社員SDGsワークショップの仕上げとして、5チームに別れ、雪ヶ谷化学のSDGsを盛り上げていくためのポスターを制作しました。できあがったポスターは、本社とつくば工場のあちこちに掲出しています。​

CITE JAPAN 2021 に
サステナブルチャレンジブースを出展しました​

雪ヶ谷化学がSDGs企業であること、中小企業にこそSDGsが必要であることを広く知ってもらうために、ブースを出展しました。ブースは、主に木材と布素材で構成してCO2排出量を減らし、出てしまうCO2に関してはカーボンオフセットをすることにより、CO2排出量ゼロブースとしました。​​

社内で使用するコピー用紙を
すべてリサイクルペーパーに変更しました​

オフィス用品を順次、エコでエシカルな製品へ変更しています。名刺もSDGs仕様になっています。​​